かつて最新のニュースを知るためには、新聞が「手軽」なモノだったが、今では多くの人が無料のネットニュースを手軽に利用し満足している。
今では逆に新聞をじっくり読むのは「上質」なひと時になったのかもしれない。
かつて音楽を聴こうと思ったら、レコードに針を落としていたが、CDになり、ダウンロードと、「手軽」に安くなった。
今では、レコードプレイヤーで聴くのが「上質」なひと時になったようだ。
多くの人々は、「手軽」で安価なものか、高価だが「上質」で愛されるものかを天秤にかけて手に入れている。
現実には、「手軽」と「上質」が両立することは、あまりない(ほぼない)。
安くてどこでも手に入れられるものは、大量に売れる可能性があり、ビジネスの拡大には不可欠なのだと思う。
フェラーリとトヨタが比較として正しいかは別にして、同じビジネスでも、「手軽」を追究するか、「上質」を追究するかで、やり方が異なる。
どちらを目指すかは、その会社(経営者の)の“価値基準”次第なのだろう。
古くからの友人でもあり、われわれと似たビジネスを展開するAさんの会社は、素人でも「手軽」に作業できる独自のwebシステムを開発したことで、顧客をどんどん増やし、今やわが社の30倍以上のビジネスだ。
かたやわが社は「手軽」よりも、少数でもよいので頼りにしてくれるお客様の悩みに寄り添い、「上質」な仕事を提供している(つもりだ)。ある程度は実現しているつもりなのだが、相変わらず厳しい。しかしどうしても「上質な仕事」は捨てられない。
繰り返しになるが、、「手軽」と「上質」が両立することは、まずないので、どちらかを選択しなくてはならない。
あなたの仕事は「手軽」を目指してますか、それとも「上質」を目指してますか。