ちょっと理屈っぽい話ですみません。


規模の大小は無関係に、”ある目的を達成するため”に
集団で「こと」にあたる時、誰かが組織(企業)を作る。
つまり企業とは、その企業自身の“ある目的”を達成するために
集まった人間の集団(目的集団)だと言える。

 

「目的集団」とは、
1.目的が共有化されており、2.役割分担が明確で、
3.一人一人の行動を管理し統制をとる。
例えば、「火事を消す消防隊」だ。
有事に一丸となり、小規模でも強い組織力(チームワークというか)
発揮し、仕事を遂行する。


同じように見える人の集団には、「非目的集団」というのもある。
1.共有された目的が不明瞭で、2.役割分担も責任も曖昧であり、
3.従って行動は個人の好き勝手だ。
例えば、火事を見物する「野次馬の集団」だ。
肝心な時にはまったく役に立たず、却って邪魔になる。
規模が大きくなるほど弱さが露呈する。

 

明確な根拠はないのだが、ある集団が、目的集団なのか、非目的集団なのかは、
内部からは見えにくく、外部からは丸見え…のように、何となく思う。

 

お客様企業や取引先企業は、たいがい当社より規模は大きく、
売上も利益も当然多いのだが、一業者としてお仕事をさせていただいていると、
どうしても非目的集団が多いように思えて仕方ないのだが、
皆さんはどう思いますか?

 

人さまのことは、意外に冷静で客観的に見えるようで、
自分と当社のことは棚に上げて…と言われそうなので、
たまり突っ込むのはやめておくが、
そう言えば、人の振り見て我が振り直せ…って、
亡くなった親父によく言われたもんです。