超高齢社会と人口減少、技術的なイノベーション、モノ余りによる需要減退、世界的な景気低迷など、常に変化する外部環境によって、多くの製品・サービスがコモディティ化(汎用品化=どの会社から買ってもほぼ同じ)しており、価格競争(低価格競争)が慢性化し、力のない中小・零細企業から苦境に立たされる…と説明されることが多い現代。

 

コモディティ化の反対は、プレミアム化なのか、ブランド化なのかは知らないが、大企業なら自社独自の技術的なイノベーションにより、画期的な新商品や新サービスを提供できるかもしれないが、独自のイノベーションなど縁遠い多くの中小・零細企業は、他社が開発した最新の技術(設備)や製品を導入したところで、模倣されコモディティ化するのは時間の問題だ。

 

なので、わが社のような零細企業は、自社ならではお役立ちやお手伝いを創り、磨きあげることを求められるが、それ自体は不可欠なものの、時間と手間をかけて取り組むべきことなのだが、同時に最近特に強く感じるのは、本当に大切なこと、つまり「商いの心」だ。

少なくとも好きでこの仕事を続けているし、お客様の喜ぶ顔を見たいし、少しは儲けたい。

 

外部環境のせいにしたり、技術的なイノベーションだけを頼りにするのではなく、一人ひとりのお客様に寄り添い、悩みや困りごとの理解に努め、親身で愛情を持って、解決のお手伝いをすることこそ、「商いの心」だと思うし、これなら大企業になんか負けない。

 

価格が安くて気持ちが萎える時もあるけど、お客様と話す機会を増やし、お客様の悩みや困りごとに寄り添う時間をつくり、話しを聞き、そして話しをする。

その機会こそ、われわれの商いの心を伝えられる、かけがえのない日常だ。