4月の食品値上げは4225品目にもなるそうだ。まるで年中行事のような感覚にさえなってしまうが、いったいいつまで続くのだろうか。
値上げの要因は、「原材料高」、「物流費」、「包装・資材」、「物流費」と「人件費」などが挙がる。
2025年の値上げ品目数は、早ければ4月にも予定ベースで前年実績(1万2520品目)を上回り、年間では2万品目前後に到達する可能性がある。
ただこれらは食品がメインであり、政府の補助がなくなるなか、4月使用分の電気・ガス料金も大手各社は値上がりし、ガソリン代も高値が続き家計の負担増は続くよ、どこまでも。
食料品や電気、ガスなどは、生活のインフラであり、節約こそすれやめるわけにはいかないものだ。
皆さんの会社でも、材料、機材類の値上げはあると思うし、給与を少しでも上げたい(上げてもらいたい)はずだ。
売上が伸び悩む中、コストダウンと共に、製品・サービスの値上げは重要な対策だ。
しかし、その値上げがままならないことも多い。ほとんどのビジネスでは競争相手がいるからだ。われわれだけが値上げし、競合が据え置くと、単純に競合に発注は移行する(恐れもある)ので、値上げを躊躇するし、結果給与も上げられない。
仕入れが値上がりし、経費(人件費)も増える中で、値上げだけができなければ、会社の利益も出ず、結果収入も増えない。
家庭だって、企業だって、入ってくるお金以上に出せるわけがない。
負の連鎖というのかもしれないけど、行きつくところは破滅の道だ。
経済も政治も素人なので何も言えないけど、誰に頼ることなく、せめて自分(自社)のことだけは自分(自社)で、値上げだけに頼らず何とかしなければ。
止まらない値上げに、せめて気持ちだけは上げていきましょうね。