代行会社とは、個人や企業に代わって、特定の業務や用事を専門的に行う業者のこと。人手不足解消や業務効率化を目的に、様々な分野で利用されている。主なものを挙げるとビジネス向けでは、経理・事務代行、決済代行、営業代行、販売代行、秘書代行など、個人向けでは、家事代行、買い物代行、運転代行、最近何かと話題の退職代行など、多岐にわたる。
代行サービスのメリットは、なんと言っても「コア業務へ集中できる」。 面倒な事務や営業などを外部に任せることで、社員が重要な業務に集中できる。
次に「コストの削減」。専門人材の採用や教育が不要になり、固定費が下がり、必要な時だけ費用が発生する変動費に切り替わる。
さらに「高い専門性」。特定分野(営業、経理、ITなど)のプロが担当するため、自社よりも質の高い成果や迅速な対応が期待できる。
反面デメリットとしては、「情報漏洩のリスク:」。自社の顧客データや営業ノウハウなどを外部に提供することによる情報漏洩のリスクは高い。
また個人的にはとても重要だと思うことが「社内にノウハウが残らないこと」。業務を外部依存することは、自社の社員がスキルを習得する機会が失われ、社内への蓄積を諦めざるを得ない。
知り合いのデザイン制作会社や動画制作会社は、営業代行会社に新規開拓を委託したことがあるようだ。確かにこれらの会社は仕事(デザインや動画)の品質は高いものの営業力が弱い(営業がいない)ため、仕事のはじまりである受注の獲得ができないのだ。多くの中小製造業も同様で、モノづくりには卓越した強みがあるにもかかわらず、如何せん営業力が弱いため、売上も経営も安定しない。このようなケースでは社内への営業ノウハウは諦めて、受注獲得機能を外部に委託するのはありだと思う。
代行サービスを利用するにしても、ぜったい社内に蓄積すべき能力(強み)は何かを見極め、そこはどんなに苦労してでも社内の財産にしていかないと、結局魅力と価値ある企業にはなれない。
あなたの会社はなにを諦めますか、そして他にはない強みはなんですか。
